みなさん、こんにちは。
今日は温かいですねー☆早々に雪も溶けちゃいましたね。
さて、ちょっと気の早い話なのですが、春のわんわん健康診断を3月から開催します。
春のわんわん健康診断は、フィラリア検査プラスの血液検査のセットです。
(ちなみに、秋は「秋にゃん☆」で、猫ちゃん対象でしたね。)
昨年のフィラリア実施に関して集計をとってみたところ、1シーズン(5月~12月まで)完了しているワンちゃんの割合が低いことが判明しました。。。こちらとしても反省です。
そこで、ちょっとフィラリアについてお話です。
犬がフィラリアに感染するのは、フィラリアの子虫を持っている蚊に犬が刺されることが原因ですが、刺されてすぐに「感染」するわけではなく、刺されて筋肉に入り込んだ子虫が2~3週くらいかけて血管の中に侵入した時点が「感染」となります。
この「血管に侵入する前の筋肉内にいる間に、子虫を駆除しちゃおう!」というのがフィラリア予防の考え方です。
このフィラリアの子虫ですが、単なる子虫ではなく「感染子虫」に成長している場合、血管の中に侵入していくことができます。
この子虫が「感染子虫」に成長するには、ある一定の気温が数日続いくことが必要です。
この感染予測の算出方法がいくつかありまして、その中でよく使われている方法によると、東京の感染子虫に発育する条件の期間が、ここ数年の集計で5月上旬から11月中旬とのことです。
なので、11月中旬に感染子虫入りの蚊に刺されたことを想定して、12月最後のフィラリア予防薬(本来の言い方をするならば、筋肉内子虫の駆除薬といったほうが適しているのかしら??)が、とっても重要となるのです。
またこの理屈から言うと、4月の温かい日に「こんな時期にもう蚊がいるわ!5月からの予防で大丈夫なのかしら??」なんて心配はいらないですね。
予防はしっかりやってこそ!ですが、不要、過剰な予防はいりません。
しっかり決められたシーズンに、きっちり予防をしてあげることが大切です。
今年の春わん♪は、検査+お薬1シーズン分でお得なセットにしていますよ。
詳しい内容に関しましては、お問い合わせください。
あと、最近では犬のフィラリアが猫にも感染することが問題になってます。
以前からレアな話としてはあったのですが、猫の難治性の呼吸器疾患の原因がフィラリアだったり、、今まで原因不明とされてきていた病気との関連が注目されています。
フィラリアも生き残りをかけて犬から猫にシフト??ってことではなく、あくまでも異所寄生(本来の宿主への感染ではなく偶発的な感染)の一つなのですが、感染してからでは遅いですので、猫も予防することをお勧めします。