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老犬介護と栄養管理

みなさん、こんにちは。

今日は、お馴染みのピース君(18歳)と一緒に優君(ゆうくん:北海道犬系MIXの17歳)が老犬介護に来ています。

優君は元々は28kgくらいあった大型犬。それで17歳だなんてすごいの一言です。

昨年の夏ごろから旋回運動をし始め、今年の1月から寝たきり生活になりました。

大きなワンちゃんが寝たきりになると、褥瘡にならないように体位変換をこまめに行う必要があります。体位変換も大変ですが、尿漏れによる皮膚炎にならないように尿パッドの交換など、寝たきりのワンちゃんの介護は、飼い主さんにとってかなりの負担となります。

優君の場合は右下の体位が本人は心地よいらしく、左下に体位を変換させても、しばらくすると「ごろん」と寝返りをうって元の右下に戻ろうと頑張ります。

その場合は、右側(とくに腸骨:腰の出ている骨のところ)に褥瘡ができないように管理をしなければなりません。

よく低反発のマットなどでの体重分散がよいと言われます(もちろんこれは大切なことです!)が、人間の方でも「栄養状態がよいと褥瘡にならない」と言われています。

栄養状態が落ちると褥瘡ができやすくなる、またできてからの回復も悪くなりますので、寝たきりのお世話の中で、食事介助もとても大切なお仕事になります。

お年寄りの動物に栄養を付けよう!といっても、なかなか食べてくれない、食べても若いころに比べると吸収が落ちている、持病との兼ね合いで食事制限がある、、など一概に「さぁ、お食べ!」とあげればいいわけではないところが難しいですよね。

優君が食べているご飯は、ユーカヌバベテリナリーシリーズの「ヘルシーエニジング サポート」とロイヤルカナンの「退院サポート」です。

ちなみに、ピース君はヒルズの「サイエンスダイエットPROシニア」ですよ。

介護生活のお世話をすることは単発的なことではなく、継続的なことなので、本当に大変です。

飼い主の皆様との会話から、新しい介護の技を発見することもあります。

肝心なことは、ひとりで無理をしないことだと思います。

ちょっと一休みをしたいなってときは、ぜひあむーるに一声おかけください。

また介護に関するご相談だけでもOKですので、お気軽にご相談くださいね。

さぁ、優君はこれからシャンプーです。

さっぱりきれいになって気持ちよくなってねー。

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